エミーヌ®シリーズの原料特性と機能性
[ 原料特性 ]
[ 機能性 ]
1%水溶液タイプ〈標準品〉※末尾:ーBG(1) | ||
化粧品表示名称 | INCI名 | 配 合 量 |
各製品の表示名称 《製品ラインナップ参照》 |
1.0% | |
BG | Butylene Glycol | 15.0% |
水 | Water | 84.0% |
2%水溶液タイプ〈特注品〉※末尾:ーBG(2) | ||
化粧品表示名称 | INCI名 | 配 合 量 |
各製品の表示名称 《製品ラインナップ参照》 |
2.0% | |
BG | Butylene Glycol | 30.0% |
水 | Water | 68.0% |
[ 推奨使用量 ]上記の水溶液を配合目的に合せて1〜10%程度、製品ラインナップの相溶性成分をご確認の上、既存の処方に配合してください。
*荷姿や入れ目は別途お問い合わせください。
*2%水溶液タイプ(特注品)の取り扱いにつきましては、別途お問い合わせください。
ラウリン酸
(C12)
植物油(ヤシ油,パーム油等)に多く含まれ、皮脂膜の構成成分の一種として知られる直鎖飽和脂肪酸。スーッとなじ
ラウリン酸
(C12)
植物油(ヤシ油,パーム油等)に多く含まれ、皮脂膜の構成成分の一種として知られる直鎖飽和脂肪酸。スーッとなじむ感じを実感しやすく、ベタつかないのが魅力です。コンディショニング効果はもちろん、さっぱり軽やかな質感を得られます。
ステアリン酸
(C18)
動物性・植物性脂肪に最も多く含まれ、皮脂膜の構成成分の一種として知られる直鎖飽和脂肪酸。ワックス性を示し
ステアリン酸
(C18)
動物性・植物性脂肪に最も多く含まれ、皮脂膜の構成成分の一種として知られる直鎖飽和脂肪酸。ワックス性を示し脂肪酸ならではの、ナチュラルな“光沢感”や“艶感”を与えます。コンディショニング効果にも優れ、つるつるスベスベの弾むような質感を得られます。
インステアリン酸
(ISOC18)
直鎖ステアリン酸とは異なる分岐した脂肪鎖が、爽やかな指ざわりとともに、艶やかで、バランスのとれた快適なつけ
インステアリン酸
(ISOC18)
直鎖ステアリン酸とは異なる分岐した脂肪鎖が、爽やかな指ざわりとともに、艶やかで、バランスのとれた快適なつけ心地に。ふっくらとした、まろやかな触感を醸し出し、上品な質感を得られます。
コメヌカ油脂肪酸
(RBA)
コメ油を精製する過程で出る遊離脂肪酸を蒸留して得られる混合脂肪酸。数種類の飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸が、ラ
コメヌカ油脂肪酸
(RBA)
コメ油を精製する過程で出る遊離脂肪酸を蒸留して得られる混合脂肪酸。数種類の飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸が、ランダムにポリグルコサミンと結合することにより、混合脂肪酸ならではの、しなやかさの中に、しっとりなめらかな、深みのある質感を得られます。
グラフ❶❷は・・・ヒト皮膚組織三次元モデルを用いた細胞生存率の試験結果と、IL-1αの生成量からみた皮膚刺激性試験の結果です。エミーヌ®は一般的な低分子の界面活性剤と比べ、皮膚細胞毒性・皮膚刺激性ともに認められないことから、きわめて安全な成分であることがわかります。なお、蒸留水よりもさらに細胞生存率が高い結果は、エミーヌ®の存在が細胞賦活作用につながる可能性が示唆されました。
生体膜モデル(DPPCリポソーム)とエミーヌ® (0.4%EXC−6QHC12(12.5))を混合し、示差走査熱量測定(DSC)により生体膜との親和性を解析しました。リポソーム液とエミーヌ®を相互作用させることにより、時間の経過にともない相転移温度の上昇が見られました。この結果から、エミーヌ®が有する脂肪酸アルキル鎖がリン脂質二重膜中に挿入されることにより、皮膚や頭皮を被覆し、バリア機能を保持する皮膜が、安定的に形成されます。
微生物(細菌)の細胞膜はマイナスに荷電し、ポリグルコサミンはプラスに荷電しています。このため、イオン吸着効果により細菌はポリグルコサミンに捕捉され、繁殖不能となります。この抗菌メカニズムは、一般的な抗菌剤のような「細胞自身を直接破壊して増殖を抑制する」ものとは異なるため、皮膚や頭皮の生細胞にダメージを与えることはありません。
ポリグルコサミンに脂肪酸が結合したエミーヌ®は、スクワランなどの化粧油分をO/W型で乳化することが、蛍光顕微鏡観察の結果から分りました。また、モデル図のようなエマルジョン構造を保ち、水中に細かく分散した油滴の表面をエミーヌ®が覆い、安定した乳化状態が得られます。