毛髪化粧品のコンセプトに合わせて配合することで、
○保湿 ○毛髪修復 ○毛髪のハリ・コシ・しなやかさなどの効果が生まれます。
※F-Layer:健常な毛髪表面は、F-Layerと呼ばれる脂肪酸層(主成分:18-メチルエイコサン酸)で覆われています。毛髪が損傷を受けると、F-Layerが剥離してパサツキ等の要因となります。
〈 毛髪への効果(イメージ図) 〉
質感特性 | 原液特性 | |||||
脂肪酸(親油基) | ダメージ修復 保護(皮膜性) |
静電気抑制 効果 |
すべり性 (サラサラ感) |
ハリ・コシ感 | しっとり感 (保湿感) |
透明性 |
ラウリン酸(C12) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
ステアリン酸(C18) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | △ |
イソステアリン酸(ISOC18) | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
コメヌカ油脂肪酸(RBA) | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | △ |
【測定方法】
ハイブリーチ毛に、各種エミーヌ®シリーズ1%水溶液を50倍希釈(0.02%水溶液)した水溶液(未処理は水のみ)をそれぞれ用意し、40℃×10分間浸しドライヤーで乾燥した後、各処理毛の毛髪摩擦力を摩擦感テスターにて測定しました。
【測定結果】
エミーヌ®6QシリーズおよびOSFシリーズで処理した毛髪は、未処理毛と比較して、毛髪水分量が約1.4~1.8倍増加傾向が見られました。特に6Qシリーズは、毛髪とのイオン結合効果が強くなるため、より保湿効果の高い傾向が見受けられました。
【測定方法】
ハイブリーチ毛に、各種エミーヌ®シリーズ1%水溶液を50倍希釈(0.02%水溶液)した水溶液(未処理は水のみ)をそれぞれ用意し、40℃×10分間浸しドライヤーで乾燥した後、各処理毛の毛髪摩擦力を摩擦感テスターにて測定しました。
【測定結果】
エミーヌ®6QシリーズおよびOSFシリーズで処理した毛髪は、未処理毛と比較して全体的に摩擦力の低下が見られました。この結果からエミーヌ®処理毛髪では指どおりや毛髪のなめらかさの向上に加えて、静電気抑制効果も期待できる結果となりました。また保湿効果と同様に、6Qシリーズでは毛髪とのイオン結合効果が強くなるため、より摩擦力低減効果の高い傾向が見受けられました。
【測定方法】
ハイブリーチ毛に、エミーヌ®1.0% EXC−6QHISOC18(12.5)−BG(1)水溶液を50倍希釈した水溶液(未処理は水のみ)を用意し、40℃×10分間浸漬しドライヤーで乾燥した後、それぞれのキューティクル状態をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察を行いました。
【測定結果】
【 処理前 】
ハイブリーチを行った毛髪は、キューティクルが大きくめくれ、ひどく傷んでいる状態であることがわかります。このキューティクルが開いた状態は、毛髪のコルテックス内に存在するタンパク質やメラニン、水分の流出などにより、枝毛や切毛の要因にも繋がる為、速やかにキューティクルケアが必要です。
【 エミーヌ®処理後 】
エミーヌ®水溶液に浸漬した処理したハイブリーチ毛は、めくれが著しいキューティクル上にエミーヌ®のバリア皮膜が速やかに形成されました。この結果から、エミーヌ®は低濃度でも、キューティクルをすみやかに保護、修復する効果が期待できます。
エミーヌ®処理毛は、毛髪のまとまりが良く“指どおり”や“くし通り”も滑らかになり、毛髪全体に心地よい保湿感を感じられます。さらに毛髪全体に光沢感も見られ、エミーヌ®に結合している脂肪酸(親油基)の効果も実感できることから、F-Layer類似層の形成が認められました。また、未処理毛にブラッシングを行うと、摩擦がおきて静電気によるパサツキが気になりますが、エミーヌ®処理毛では毛髪全体のまとまりも良いことから、摩擦などによる静電気からも毛髪を保護する効果が期待できます。